高島屋やANAのおせちと比べても、味、豪華さ、食材のバランスに遜色なし
季節の節目である正月料理と言えばおせちだ。
以前は、黒豆、数の子、蒲鉾など定番料理をスーパーで買っていたが、”めでたさを重ねる重箱への憧れ” から、ここ数年は少し奮発して “ANAオリジナルおせち” や “高島屋おせち” 、”Oisixおせち” をオーダーしてきた。
どれも2万円から3万円近く出費がかさむことがネックだが、年初からガッカリしたくないので、正月の恒例として続けてきたのである。
この年中行事に割って入ったのが、ふるさと納税返礼品の “京都市 祇園岩元監修のおせち“ だ。
祇園岩元は、本格的な京懐石を楽しめる花街の割烹で、京都本線祇園四条駅から徒歩5分程度の場所に店を構えている。
会社の接待で何度かお世話になっていたので、ふるさとチョイスで岩元監修の返礼品を見つけたときは少し驚いた。
しかも、蟹や鮑が入った豪華な三段重を35,000円の寄付額で提供しているのが素晴らしい。
去年から続いて今年もリピートしてみたが、味、見た目の豪華さ、食材のバランスすべてにおいて最高だ。
三段重に敷き詰められた47品目の料理は、合成保存料や合成着色料が不使用
京都人気店の料理を関東の自宅で楽しめるのがたまらない。
壱 (寿の重) に15品、弐 (福の重) に15品、参 (康の重) に17品と47品目の料理が三段重に敷き詰められており、合成保存料や合成着色料は不使用だ。
また、アンケートで寄せられた不評な料理は素材や調理方法を変更するなど、新年を祝うおせち料理に対する直向きな姿勢が伝わってくる。
味の好みもあるので、あくまで所感になるが、蟹甲羅盛り、あわび福良煮、海老艶煮4尾は、臭みなどが全くなく、素材の旨味を直に感じられるだろう。
また、帆立明太和え、帆立香草オイル漬け、海老の塩麴漬け、牡蠣時雨煮、スモークサーモントラウトは、お酒に加えて、ワインとの相性も抜群だ。
定番の金箔黒豆、甘栗甘露煮&紅芋金団、田作りとくるみ甘露、一口昆布巻きの味付けは見た目通り繊細な味に仕上がっていて、鰆昆布〆や焼き湯葉巻きは京都らしさを感じさせてくれる。
豪華な正月料理が並ぶ中でお伝えするのは恥ずかしいが、私が最も安心する味は “しいたけ旨煮” である。
シンプルな料理だけに、国産素材を活かす煮つけ技術の凄さが伝わってくる。家庭料理では生涯辿り着けない煮物なのだ。
香ばしさを残しつつも、ふっくらと焼き上げられているキングサーモンの幽庵焼き、金目鯛炙り焼き、真鯛松前焼きは、普段食べなれている弁当に入っている焼き魚とは似て非なるものなので、是非ご賞味いただきたい。
最後に、甘栗とあずきのクリームチーズ、紅白手毬しぼり、手まり餅、柚子市松寄せを甘味物として、温かいお茶と一緒に一息つけば、年初のご馳走に対して改めて感謝の気持ちで満たされるだろう。
年初は、京都祇園の人気老舗料亭「岩元」監修のおせちで間違いなし
祇園岩元監修おせち三段重「匠」は、12月29日から31日の期間に冷蔵便で配達されるので、受け取り後そのまま冷蔵庫で保存すればよい。
年末・年始のイベントに向けた食材で冷蔵庫が埋まると思うが、おせちのために縦横20cm、高さ16cmのスペース確保をお願いしたい。
スカイネット株式会社の通販サイトで3段重「匠」が18,800円で販売されているので、返礼品基準から逆算すると寄付額6万円以上でも妥当である。
昨年の寄付額は35,000円なので “お得さは折り紙付き” だ。祇園人気料亭監修のおせちとして、味、見た目の豪華さ、食材のバランスからリピート確実ではないだろうか。