豚肉はこま切れの量に屈することなく、料理の種類や味の好みで部位を決めよう
豚肉のこま切れは、焼きそばや野菜炒めなどに便利だ。
1万円の寄付で4kgを越えるお肉を頂ける自治体も多く、人気が高い返礼品だろう。
ただ、こま切れ肉は、モモやカタ、ウデ、バラなど豚肉をカットする際に出る様々な部位の切れ端肉なので、厚みのバラツキはもちろん、端肉部位の組み合わせで料理の味が変わるとこに難がある。
スーパーで豚肉を選ぶ際、赤身と脂肪の両方を楽しみたいなら肩ロースやバラ、脂肪が苦手ならヒレやモモのように、献立によって部位を選んでいるはずだ。
こま切れ肉のボリュームは魅力的だが、できれば料理の種類や味の好みによって、豚肉の部位を選んで寄付したい。
臭みなし!脂肪の甘みが広がる鹿児島県産豚バラ肉をお試しあれ
豚肉は、部位によって肉質や味、脂身の入り具合が異なる。
私が好きな部位は、赤身と脂肪が層になって折り重なっているバラ (三枚肉) だ。
スライスした豚バラ焼肉サムギョプサル (サム=三、ギョプ=層、サル=肉) と言えばしっくりくる人もいるだろう。
三枚肉は、肉感と濃厚な脂の甘みを感じられる部位なので、チンジャオロース、豚バラ肉巻き、豚バラと白菜の重ね鍋など、野菜との相性も抜群だ。
豚肉には、脂質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているが、特に、糖質をエネルギーに変える働きがある栄養素「ビタミンB1」は夏バテ予防にも効果的な食材である。
ふるさと納税サイトで “バラ豚肉” を検索すると「鹿児島県 南さつま市 豚バラスライス1.5kg」 がランキング上位に表示される。
250gずつの小分けされた豚バラ肉が送られてくるのは冷凍保存に便利だろう。
鹿児島県産豚バラを加工するのは、お肉のプロフェッショナル「株式会社カミチク」。
牛のエサづくりから繁殖、肥育、加工、飲食店経営までの徹底した一貫体制で運営するグループ企業である。
和牛オリンピックで総合優勝する高い畜産技術もつ会社なので信頼できそうだ。
返礼品の発送は決済完了後2か月ぐらいかかるので、時期が近くなったら、スーパーでの購入量を調整するとよいだろう。
三枚肉としては及第点。オンラインで購入して味を確かめるのも良いだろう!
鹿児島県 南さつま市 豚バラスライス1.5kgの寄付額は10,000円。
豚バラ肉の平均市販価格は100gあたり約260円なので1.5kgで3,900円となり、寄付額のほぼ30%で妥当である。
南さつま市の豚バラスライスは、ボリュームや脂質、味は申し分ないが、厚みが薄いのが残念。
どちらかと言えば、豚バラ肉巻きやしゃぶしゃぶ用で、チンジャオロースや豚バラと白菜の重ね鍋には物足りない。
「豚肉は用途もいろいろで少し迷うな~」と感じた人は、株式会社カミチクファームのオンラインサイトで豚バラ肉が2kg 5,600円 (約1.5kg 4,200円) を購入・実食してから決めてもよいだろう。