ふっくらボリュームがあるうなぎの蒲焼を手軽に食べたい
最近「鰻の成瀬」をよく耳にする。
「一般的なうなぎ専門店の半額程度でボリューム1.5倍」をコンセプトに急成長している鰻専門店だ。
“外はカリッ、中はふわふわ” うなぎ1尾がのったお重が2600円。
他の鰻専門店と比べてると安いので、破竹の勢いで全国に店舗が拡大するのも頷ける。
ただ、頻繁には通えないので「ふっくらボリュームがあるうなぎの蒲焼を手軽に自宅でも食べたいなぁ~」と、ふるさと納税サイトを調べてみる。
うなぎのかば焼きは、多くの地域で返礼品として登録されており、4000件以上ヒットした。
うなぎと言えば、静岡県浜名湖や高知県四万十川を想像していたが他県産も多い。
ググってみると、日本全国のうなぎの約半分を生産しているのは鹿児島県のようだ。
その次が「一色うなぎ」や「豊橋うなぎ」で有名な愛知県、第3位が「和匠うなぎ」の宮崎県が続く。
いずれにしても、うなぎの生産量が多い地域には共通点がある。
それは、温暖な気候ときれいな水だ。
ミネラルを豊富に含むきれいない水で育ったうなぎは、川魚特有の臭みがなく、脂乗りが抜群らしい。
手塩にかけたうなぎを最高の状態に仕上げて届けてくれる山田水産
どの地域のうなぎも美味しそうだが、ふっくらとして、ボリュームがある鰻がわからない。
初心に立ち返って、美味しいうなぎの基本条件を思い起こす。
“生産量、気候、きれいな水” で選ぶなら、鹿児島県でよいだろう。
温暖な気候とシラス台地から湧き出る名水霧島は、質の高いうなぎが育つ条件に合致している。
大隅半島周辺は、天然シラスウナギ漁でも有名だ。
Googleマップから志布志市、大崎町、東串良町、肝付町、鹿屋市の5つの自治体に絞り込み、返礼品を一つずつ確認。
どのうなぎも魅力的で甲乙つけがたかったが、今回は、志布志市「鹿児島産霧島湧水うなぎ蒲焼5尾 (計800g以上)」に決めた。
1尾160gは贅沢間を感じられる蒲焼サイズとして丁度いい。
何よりの決め手は、うなぎを養殖・調理する「山田水産株式会社」のこだわりだ。
日本で初めて無投薬養殖を実現。24時間体制でうなぎと寝食を共にする姿勢は熱すぎる。
人の手で1尾ずつさばき背骨を除去し、遠赤効果の炭火を使った白焼きで旨味を凝縮。
大型蒸し機でうなぎ体内の小骨を柔らかくして「ふっくら肉厚」に仕上げている。
その後、甘いタレをつけて焼の工程を4回繰り返す。4回目の焼きは、粘度の高い “仕上げタレ” で艶と香ばしさを引き出している。
サイトの鰻蒲焼工程表からも、旨いうなぎを届けようとする職人の丁寧な仕事ぶりが伝わってくるではないか。
突然訪れる「うなぎday」も安心。レンチン2分でふっくら旨いうなぎが頂ける
“土用丑の日” のように食べる日を予め決めることもあるが、暑さで少し疲れた時など「うなぎDay」は突然訪れる。
「あ~今日はうなぎを食べたい!」って時に、冷凍庫に鰻の蒲焼がストックされている喜びは計り知れない。
フライパンでカリッと仕上げるのも捨てがたいが、ズボラな性格の私は断然レンチンだ。
600Wで2分待てば「ふっくら鰻の蒲焼」が出来上がる。
タレが甘めなのでご飯が進む。
うなぎと一緒に届いた山椒をかけると胃もたれなく、最後まで美味しく頂けるのが尚よい。
うなぎ蒲焼5尾 (計800g以上) で寄付額3万円。
寄付額の30% (9000円) を返礼品の基準とすると1尾1800円である。
うなぎ100gの市場価格は1300円から1500円なので、160gなら2080円から2400円ぐらいだろう。
無農薬の美味しいうなぎを高コスパでいただけるなら、今後もリピートで間違いなし。