味の好みは千差万別 お米の王様「コシヒカリ」を選ぶと良い人とは
日本人とって主食のお米。
農林水産省「令和5年産米の農産物検査結果」によると、登録数1000種類以上の中で約300品種が主食として農産物検査を受けている。
品種の多さも驚きだが、日本人それぞれが、粘り気や硬さなど、好みにこだわりを持っているから、返礼品選びも一苦労だろう。
海外のレストランでライスを頼むと、パラパラ、あっさり味のお米が提供されることが多い。
恐らく粘り気は日本米の特徴の一つであり、おにぎりや寿司を生んだ原点とも言える。
この粘り気が強い品種が、ゆめぴりか、コシヒカリ、ミルキークイーンだ。
3つの品種ともに、食べた瞬間に強い甘みと香りが感じられる。
しっかりとした粒感も相まって、まさに日本人好み品種だろう。
もう少し、甘めを抑え、全体的にすっきりした味のお米なら、あきたこまち、ななつぼし、天のつぶ、スーパーでお馴染みのきらら397である。
癖がないので主菜との相性が良い。また、適度な粒感があって崩れにくいので、チャーハンや丼物にも合うだろう。
お米の返礼品は、品種、手ごろな寄付額、配送時期が選べるかを確認
先日読んだ雑誌で、栄養素バランスが良い献立は、全体の6割がお米、残りを主菜や汁物と紹介していた。
子供の頃からお米が大好きな私は、とにかく米を食べるのが好きで、食卓に明太子や海苔佃煮など「ごはんのお供」が並ぶと献立の比率9割がお米になる。
特に、透明感があって粘り気が強い米が好みで、箸で口に運んで噛めば噛むほど旨味が広がる品種の「コシヒカリ」がたまらない。
ふるさと納税のお米選びにおいて、品種が決まれば、後は価格と配送時期を選べるかを確認している。
新潟県の三大米どころ魚沼、岩船、佐渡のコシヒカリにとても興味があるが、返礼品額が高いので残念ながら頼めない。
主食の米は食費とも直結するので、肌感覚としてコシヒカリなら10kgで13000円から15000円ぐらいが目安である。
他の返礼品と比べても米の賞味期限は長い方だが、それでもおいしく味わえる期間は「精米から2か月程度」だろう。
1日1合 (茶碗2杯分程度) なら1カ月で5kg、2号炊くなら約10kgと、お米の消費量は予測しやすいので、予め配送時期を選べる自治体ならお米を計画的に消費できるはずだ。
品種、寄付額、配送時期の選定条件から、5年以上寄付を続けている返礼先が「岡山県吉備中央町コシヒカリ15kg」である。
吉備中央町は、標高差300mからなる吉備高原の寒暖差、肥沃な土壌、そしてキレイな水を有する岡山県を代表する米処だ。
昼と夜の寒暖差が大きければ大きいほど、穂の中で育つ米の粒にデンプンがしっかり蓄積されるため、粘りや甘みの強いお米が育つのである。
熱々のご飯はもとより、冷めても美味しいので、おにぎりやお弁当にも適している。
コスパが高いコシヒカリなら「プチ親孝行」として両親へお裾分けできる
返礼品サイトでコシヒカリを検索すると、10kgで13000円から15000円が目安である。
岡山県吉備中央町コシヒカリ15kgは、粒が大きく、粘り気や甘みが強いおいしいお米でありながら、10kg7500円を下回るお得な返礼品だ。
家庭の消費量に合わせて1箱15kg (5kgを3袋) 単位で配送時期を選べることも便利だろう。
ふるさと納税の返礼品は配送先を選べるので、両親へのプレゼントなど「プチ親孝行」として使う人も多いそうだ。
高齢になるとスーパーからお米を運ぶのも大変なので、気持ちと一緒にお裾分けしてみるのも良いだろう。
些末な事だが、吉備中央町のマスコットを長い間ペンギンと勘違いしていたが、色鮮やかな青い羽が美しい鳥「ブッポウソウ (仏法僧)」であることを知った。
これも何かの縁なので、毎年5月頃「ゲゲゲ―」という鳴き声とともに町にやってくる「森の宝石」を探してみたいものである。